◆原因がわからないギックリ腰

ある男性がギックリ腰で来院しました。

症状は、太もも前面の激痛で、少し動いたら脂汗が出るような痛み！！

今日の朝、目が覚めたら痛みがでていた。

そこで僕が「何をして痛めましたか？」

患者さん「何もしてないよ」

特に原因がわからないらしい。こんな痛いのに。

そこで患者さんに横になってもらい、色々検査しながらお話を聞いていると、

普段、日常生活での激しい動きなどで腰を痛めたことはない。

しかし、過去に1回だけギックリ腰を経験しているらしく、そのギックリ腰も朝目が覚めた状態からギックリ腰になっていたらしい。

よくよくお話を聞くと、お酒をよく飲む。いや、かなり飲むみたいです。

そして、胃に潰瘍もある。

そこで、腰を触らず内臓に対するアプローチを行うと嘘のように痛みが軽減していました。

また、治療が終わると普通に歩いて帰っていかれました。

ギックリ腰は、重いものを持ったときや、腰をかがめた瞬間など以外でも、このような、内臓から発生することがあります。

背骨から出た神経は、内蔵を支配し、筋肉も支配している。よって、内臓が調子を悪くすると筋肉に影響を及ぼす可能性があります。

また、背骨の関節の不調があると、同じように筋肉や内臓に影響を及ぼします。

人間の体って、色々な臓器や組織が影響を及ぼしながら、バランスをとっているんだなと改めて実感。






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