診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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9時~13時 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 休 |
14時半~20時 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 休 |
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よく患者さんから「ぎっくり腰って整体とかカイロにかかると一発で治してもらえるんですよね」ということをお聞きします。
こういう時どう答えたらよいのか返事に困ります。
なぜかというと、ぎっくり腰といっても色々な種類が有り、1回で治るものもあれば、長い期間かけて治療していかなければならないものまで多種多様だからです。
ということで、今日はぎっくり腰(急性腰痛)のお話を少しさせてもらいます。
急性腰痛の患者さんのおおくは、腰の筋肉が過剰に収縮し緩まない状態を起こしています。この筋の張りを取れば、痛みは和らいで来ると思われますが、多くの方が経験されてると思いますが、マッサージや指圧でこの筋肉の緊張をほぐしても症状が変わらなかったり逆に腰痛がひどくなったりすることがあります。
なぜ、マッサージで取れないかというと、この筋肉の緊張は、腰をかばうために必要な緊張だからです。
ですので、この腰の緊張を無理に取ってしまうと損傷している組織に過度の負担がかかり腰痛がひどくなったりします。
たとえば、足首を捻挫した時周囲の筋肉をマッサージしたらどうでしょうか?
余計に炎症が強くなり痛みが増すことが想像できると思います。
ですので、腰のどの組織が損傷しているのか見つけることが、まず急性腰痛では一番大切なことなのです。
カイロプラクティックで、比較的短期間で取れるものは、例えば急に体をねじったため体幹の筋肉の収縮が間に合わなく関節が正常範囲より逸脱して動き(関節捻挫までには達していない状態)ロッキングし、それ以上の関節の逸脱を防ぐために周囲の筋肉が過剰に緊張した状態が考えられます。
逆に長い時間治療が必要なものは、椎間板自体が傷ついた状態や、ヘルニアを起こした状態。
また、腰椎についている靭帯を損傷した状態、骨折、関節に炎症が起きてしまった状態等々が考えられます。
このように、ぎっくり腰は一つの原因から起こっているのではなく、多くの原因が考えられ、軽いものから重いものまでさまざまです。
また、下肢の痺れの有無、この痺れに神経学的兆候があるのかないのかと症状もまちまちです。
普通は、これらを判断し治療していきます。
ですので、「ぎっくり腰って一発で治るんですよね?」と聞かれると返答に困ってしまうのです・・・。
余談ですが、アメリカとイギリス政府から「急性腰痛のガイドライン」が発行されています。
それによると、カイロプラクティックで使用する治療方法が急性期には、もっとも効果があるということです。
尾道市のカイロプラクティック
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