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14時半~20時 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 休 |
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変形性膝関節症で悩まれている方が多いですね。
私の治療院にもこの問題を持った方が、多く来られます。
その中の一人のある女性の発症の仕方は、仕事をやめて1ヶ月位たつと変形性膝関節症になったということでした。
この方は、75歳で清掃の仕事をなされていました。その頃から膝の調子が悪かったのですが、なんとかかんとか仕事を続けられるくらいの膝の痛みで来られていました。
しかし、歳も歳なのでこの仕事をやめて、何もせずに楽に生活がしたい。また、膝の調子も少しわるいの、仕事をやめられました。
仕事をやめ、1日中家におり、テレビをずっと見る生活を続けていくうちに膝の痛みが悪化してきました。
さて、なぜでしょう?
膝に負担のかかっている清掃の仕事をやめ膝に負担をかけることなく生活していたのに、どうして膝がいたくなった?
それは、膝の運動量が極端に落ちたからに過ぎないのです。
関節軟骨は、血管供給が著しく悪く、栄養の補給と老廃物の排出は、関節の表面に流れる液体や、隣接する骨への血流を介して行われます。
簡単に言えば、軟骨の栄養交換は、関節の運動に任せているということなのです。
この女性に、もともと変形性関節症があったかどうか解らないですが、普段の清掃の仕事で膝を曲げたり、伸ばしたりと、関節軟骨への栄養交換のための運動が曲がりなりにも出来ていたことにより、少しの膝痛のままでキープできていたのでしょう。
しかし、仕事をやめてしまったため、運動ができなくなり関節軟骨への栄養交換が怠り、関節軟骨の減少スピードが上がり変形性関節症を悪化させてしまったのではないのでしょうか?
重度の変形性関節症は、あまり強い運動などをすると痛みを余計に悪化させますが、軽度のものなら、ある程度動かしたほうが良いのです。
このことから、運動(動かすこと)は、人間にとって必要最低限のものと言えるでしょう。