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腕のしびれの原因は、神経と血管が傷害されるタイプと、筋肉からの痺れがあります。
この筋肉からのしびれは、何ともいえない重だるく、ハッキリとしびれているとは言えないようなもので、筋肉からの関連痛とよばれ、この症状を筋膜痛症候群といいます。
腕へ痺れを出す筋膜痛症候群の筋肉は、主に背部、肩甲骨周囲、首についている筋肉があります。
これらの筋肉が、姿勢の悪さによる慢性筋挫傷、事故等による筋損傷をうけると筋膜痛症候群になります。他にも精神的ストレス、栄養バランスの悪さ、運動不足、アレルギーが素因となり起こったりもします。
では、筋肉に何が起こっているのでしょうか?
簡単に言うと、筋肉は通常収縮したり弛緩したりと伸びたり縮んだりする機能を持っていますが、この筋膜痛症候群の筋は、弛緩できない状態にあるのです。
筋膜痛症候群の簡単な流れは、筋肉が損傷を受けたため過敏になり、過敏な状態なので筋肉が緊張し、緊張するので血流が低下する。血流が低下すると筋内の老廃物が排除できず、筋肉の緊張がつづくという流れになっています。
カイロプラクティックでは、まずは筋肉を弛緩させることを考えアプローチを行っていきます。さらに、カイロプラクティックの特徴である関節を動かすという操作を加えより筋肉にかかる負担を解消していきます。
この症状は、改善させるのは簡単ですが再発させないことが難しい症状です。なぜならば、素因として生活環境が大きく絡んでくるからです。よって、治療者側と患者さん側が協力し合って取り組んでいかなければならない症状でもあります。
腕の痺れと言ってもさまざまな原因で起こってきます。
今回は、胸郭出口症候群をご紹介します。
胸郭出口症候群とは、胸郭で首から出ている神経と血管を圧迫し、主に胸から腕・手の内側にしびれや脱力感、痛み、感覚異常、浮腫、虚血などさまざまな症状をもたらすものをいいます。
①頚部の前斜角筋と中斜角筋の間
②鎖骨と第1肋骨との間
③肩甲骨の鳥口突起と小胸筋と肋骨の間
首から伸びる神経・血管はこの狭い通路を3箇所も通り腕へと伸びているのです。よって、この通路が何らかの原因により狭くなると神経や血管を圧迫し腕に症状を出すのです。では、その原因とは、どんなことが考えられるのでしょう。
胸郭出口症候群になりやすい人
①日ごろ重いバックを肩にかけて歩く
②重いブリーフケースをいつも同じ手で持ち歩く
③自動車整備士など、腕をいつも肩より上へ上げている作業をしている
④流れ作業の組立工のように、いつも同じ姿勢でなおかつ、1方向ばかりで作業する。特に肩の高さでの作業 はより胸郭出口症候群になりやすい。
⑤他に腫瘍、鎖骨の脱臼・骨折、鞭打ちなどが考えられる。
このように、肩に負担をかけていると神経・血管の通路が狭くなり腕に痺れを出してきます。
カイロプラクティックでは
カイロプラクティックでは、このような患者さんに対しては、神経・血管の通路を出来るだけ広げるよう治療していきます。特に胸郭出口症候群の患者さんは、頭部が前方に出ているような悪い姿勢が多く見られ、神経・血管の通路を狭くしている状態が考えられます。また、第1肋骨の機能が落ちており神経・血管を圧迫する要因になっています。これらを改善し、神経・血管の圧迫を減少させていきます。
他に、日常生活で肩に負担がかかることを避けてもらうよう、アドバイスをしています。
他にも、腕へ痺れを出す原因はたくさんあります。また、次回にご紹介いたします。
今日は、腰痛予防の第2弾です。
今回は、座ることの多いオフィスワーカーの腰痛についてです。
腰に激しく負担をかける作業だけが腰痛の原因ではありません。長時間座ることも腰には、悪いのです。
では、長時間座ることにより腰は、どのような状態になるのでしょうか?
① 椎間板にかかる圧力は、立っているときより、座っているときの方が圧が高まります。
② 椎間板後方の繊維のストレスが高まります。
③ 重心が後ろにかかりやすいため、腰部起立筋が緊張しやすくなります。
座ることだけでも、ざっとこのような影響が考えられます。
では、長時間座ることの多いオフィスワーカーの方々は、どのような対処法を取ればよいのでしょうか?
① 姿勢を変える:1つの組織に長時間の負荷が加わると、微小外傷がおこるので、同じ姿勢をずっととるので はなく、頻繁に 姿勢を変えることも、一つの方法です。
② イスから席を立つ:これほど簡単なことはありません。50分に1回でよいので、20~30秒席を立ち背びを してリラックスしてください。椎間板にかかっているストレスを抜いてあげるためです。
とにかく座っていると言うことは、部分的な腰の筋肉や、椎間板に局所的な負荷を長時間与えていることになります。どんな丈夫な組織でも、毎日毎日ストレスを受けていると壊れてしまいます。
ですので、なるべく仕事の合間に、少しでもいいので席を離れてみてください。
これらは、腰痛の予防の対策です。腰痛が起きてしまってから行っても痛みが取れることは、あまりないと思います。きちんと治療して、次回腰痛が起きないようにするためのお話です。
あけましておめでとうございます。
尾道に開業して半年がたちました。多くの患者さんとの出会いがありました。
今年は、去年以上に臨床技術の腕をあげ、皆様のお役に立てるよう努力したいと思っています。
今年も宜しくお願い致します。
今日は、椎間板ヘルニアってどういう人に起こりやすいのだろう?また、日常生活で何を気をつければいいんだろう?というお話です。
皆さんご存知のように椎間板ヘルニアとは、椎間板の中にある髄核が椎間板を破り、背骨の中を通っている脊髄神経にさわり、腰痛や足にしびれ、また、運動障害を起こすものです。
このヘルニアになりやすい人は、よく聞かれるのが、重い荷物を扱う肉体労働者です。しかし、実際には、オフィスワーカーにも非常に良く見られる症状なのです。では、なぜ肉体労働をしていないのに椎間板ヘルニアになるのでしょう。
椎間板が苦手な動作は、腰を曲げた状態。さらに、腰を曲げ腰にひねりが加わるのが一番苦手です。オフィスワークをする場合、腰を曲げ足を組みます。この姿勢は、椎間板が苦手な腰を曲げてひねる状態になっています。この姿勢で長時間仕事をし、それを何年も続けると椎間板が悲鳴を上げてしまいます。
ここに興味深い研究データがあります。豚を長期間座らせ椎間板の状態を見る群と、腰を何万回も最大に曲げて椎間板の状態を見ていった研究内容のものです。結果は、どちらも椎間板がはじけたと言う結果が出ました。
この結果から分かるように、重い荷物を一日に何回も上げ下げしている人も、机に何時間も向かっている人も椎間板ヘルニアになるリスクはあるのです。決して肉体労働者だけの病気ではないと言うことを頭にいれてください。
では、どのように対処したらいいのでしょうか。
簡単に言いますと、オフィスワーカーの方は、50分に1回2~3分席を立ち背骨を伸ばし椎間板を休ませて上げましょう。また、肉体労働者のかたは、荷物の持ち方を、できるだけ腰を最大に曲げないよう持つように工夫していきましょう。もっと詳しい対処法は、またの機会にお伝えしようと思います。